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皆さま、こんにちは、ひろくんです。
今回は日本三景の一つである「天橋立(あまのはしだて)」に行ってきましたので、紹介したいと思います。
天橋立
日本三景の一つ「天橋立」は京都府の日本海側、宮津市にあります。
日本三景残りの二つは「宮城県の松島」と「広島県の宮島」です。
「天橋立」は6700本に及ぶ松並木と白い砂が約3.6km続く美しい場所です。
天橋立が海面上に現れたのは今から約2200年前で宮津湾の海流と阿蘇海(あそかい)の海流がぶつかり、砂が堆積し砂州(さす)を形成しました。それが「天橋立」です。
天橋立は阿蘇海と宮津湾を分断しているように見えますが、完全には繋がっておらず、文殊堂エリア(天橋立ビューランドや文殊院がある方)の2つの橋で繋がっています。
2つの橋は「大天橋」と「廻旋橋」と呼ばれています。
「廻旋橋」は全長36mあり、船が通るたびに90度旋回する橋になります。初代の廻旋橋は大正12年(1923)年に木造で、人力で動かしていたそうです。昭和35年に電動式になりました。
場所
住所:〒626-0001 京都府宮津市文珠
電話番号:0772-22-8030(天橋立観光協会)
ご案内時間:9:00〜18:00
駐車場:あり(有料、府中地区や文珠地区にあります。700円が多い。場所により料金や営業時間が違います確認して駐車しましょう。)
※2024年1月現在の情報です。最新情報はホームページなどで確認してください。
天橋立の渡り方
天橋立の渡り方は海路と陸路の2つがあります。それぞれに楽しめますので時間と相談しながら選んでください。
船
船で渡る場合は片道か往復のチケットを購入します。傘松公園の展望台へ行くチケットとセットになっているのを買った方がお得です。傘松公園に行かれる方はお得です。所要時間は15分ほどです。
運行時間がありますので間違えないよう出航場所に向かいましょう。チケットを購入と同時に観光船の出航時間が書かれた紙を渡してくれました。
傘松公園側の観光船のりば「一の宮駅」です。
天橋立ビューランド側の「天橋立駅」まで運行しています。
船に乗る前に「かもめのエサ(カッパえびせん)」が1袋100円で買えます。船のデッキでエサを「かもめ」や「トンビ」にあげられます。かもめにあげたくてもトンビが奪いにくることがありますので爪で怪我をしないよう注意してください。
エサの取り方が、「かもめ」と「トンビ」で違います。怪我のないように楽しい写真を撮ってみてください。
※「かもめ」はカッパえびせんの手前でスピードを殺してクチバシで取っていきます。上手く写真が撮れればかなり接近した写真が撮れます。
※「とんび」は足でカッパえびせんを取り去りますので爪で怪我をしないように注意してください。おすすめは、「トンビ」へカッパえびせんを投げてやることです。上手く足で掴むので楽しいですよ。
廻旋橋を船が渡る時は90度旋回して待っています。船が通り過ぎると元に戻り陸路での往来が可能になります。
徒歩
天橋立の松林を歩いて渡ります。所要時間は1時間ほどです。
船から見るのとは違った松林の景色が楽しめます。おすすめは夕日が沈む時です。
全長約3.6kmあるので徒歩ではなかなか大変です。レンタルサイクルもあるので利用されてもいいと思います。
歩いていると色々な記念の松の案内があります。時間があれば誰が植えたのかを確認しながら行くのも良いです。
傘松公園(昇龍観)
股のぞき発祥の場所です。明治33年(1900)頃に傘松公園に展望所を設置した吉田皆三によって広められたものだそうです。
リフトで行くかケーブルカーで行くか選択できます。
風がそこまで強くないならリフトがおすすめです。
寒い時や風が吹いている時は待ち時間がありますが、ケーブルカーで行った方がいいです。
傘松公園から見えるのは「昇龍観」です。股覗きをした際に見える天橋立がそう見えるのだと思っていましたが、違うようです。
股覗きで見える景色は、空と海の景色が逆になり、海が空のように見えて天橋立が天にかかる橋のように見えるというものです。
天橋立ビューランド(飛龍観)
天橋立ビューランド側では「飛龍観」がみられます。
今回は行けなかったため、写真がありません。
行けたら追加しようと思います。
その他にも見る場所によって、「一字観」、「天平観(てんぴょうかん)」、「雪舟観」と3つの見方があるようです。「昇龍観」と「飛龍観」も合わせて「五大観」と呼ばれています。
知恵の餅
「天橋山 知恩寺」の門前には知恵の餅を売っているお店が並んでいます。四軒茶屋と言われ「吉野茶屋」、「彦兵衛茶屋」、「勘七茶屋」、「ちとせ茶屋」の総称になります。現在もこの並びで知恩寺に近い方からお店が並んでいます。
その創業は元禄3年(1690)の江戸時代初期と言われています。知恩寺から許可を得た4人の奉公人が始めたようです。
知恵の餅のあんはこしあんですが、知恵の餅のあんは皮が入ってます。小豆を煮て皮を取り除くところまでは普通のこしあんを作る工程と同じですが、皮は捨てずに細かくすり潰し、あく抜きを繰り返してから豆の中身と混ぜて、あんを作るそうです。「ちとせ茶屋」では皮を石臼で挽くため「ひきあん」、彦兵衛茶屋では「つぶしあん」などお店によって呼び方が違います。
それぞれの店で時代の変化とともに味を探究されており、同じようでいてそれぞれのお店で違う味です。好みの味を見つけるのも楽しいと思います。保存料などを極力控え、つきたての自然な餅の柔らかさを味わってもらうため消費期限は翌日までとなっています。
とても人気なのでその日の分を売り切ったら閉店します。全部食べ比べたい場合は、早めに行くのをおすすめします。
天橋山知恩寺(てんきょうざんちおんじ)
天橋山知恩寺は古来より文殊信仰の聖地として「日本三文殊第一霊場」と広く知られています。伝承や地形から「九世戸の文殊(くぜとのもんじゅ)」や「切戸の文殊(きれとのもんじゅ)」とも呼ばれています。※その他の日本三文殊として、安倍文殊(奈良県)と亀岡文殊(山形県)が有名です。
その起源は古来に遡ると言われていますが、醍醐天皇(だいごてんのう)より「天橋山知恩寺」の号を賜った延喜4年(904年)を創建年次とされています。
江戸時代に丹後地方出身の傑僧・別源宗調禅師(べつげんそうちょうぜんじ)を中興開山として迎え、以降は臨済宗妙心寺派に属する禅寺となっています。
文殊菩薩の知恵の功徳力は、学問成就や合格祈願など自己の能力向上に限らず、物事や世の中の在り方を真に正しく見極め、一切衆生を益する願いを持ち続けることです。
自分だけでなくみんなが良くなるように願っているんですね!
知恵の輪
知恵の輪がなぜ知恵の輪なのかは、諸説あるようです。元々は舟航の安全のための輪灯篭のことです。
まとめ
- 今回は日本三景の一つ天橋立を訪れました。
- 天橋立は見る場所によって、「昇龍観」、「飛龍観」、「一字観」、「天平観」、「雪舟観」と5つあります。股覗きとともにチェックしてください。
- 天橋立は古来より徐々にその形になっていき、その地形と文殊信仰と合わせて人々から親しまれてきました。
- 船で渡る場合は、カモメのエサを買っていき、目の前でエサやりを楽しんでください。
- 船で渡るだけでなく松の中を通る陸路は、少し大変ですが美しい松林を見られて良いです。
- 天橋山知恩寺で、是非知恵を授かってください。
- 天橋山知恩寺の門前には、知恵の餅を販売する店が4店舗あります。是非食べ比べて自分の好みの味を見つけてください。